さらば夢想の日々

脳をフル回転させ言うとんねん

2022.03.03_大東亜以下➈

23卒の就活が解禁されたらしい。自分は17卒で、あれから6年が経ったことになる。キモいな。時間の流れも、俺自身もキモい。6年経っても未だにキモいなんて、あってはならないことだぜ。


しかしながら、今にして振り返ると就活というイベントは中々に貴重な経験だったのではないかと感じる。なぜか未だに自分が最初に説明会に参加した企業をはっきりと覚えている。


春休み、ぼけーーっとしていたらいつの間にか就活なるものが解禁されていたようだった。働きたくはなかったものの「働かなくてはならない」ことくらいは知っていた俺は、様子見も兼ねて某銀行の学内説明会を聞いてみようと思い立った。学内説明会というのは、企業の担当者がわざわざ大学まで足を運んで説明をしてくれるというありがたいイベントである。


大学の講堂の中にあるホールへと入る。自分を含めた就活生たちがぞろぞろと列をなし、横一直線に並べられたパイプ椅子へと座っていく。やがて説明会が始まる。


壇上に立った人事の話は全く覚えていない。


ただ、周囲を見渡すと皆メモを取っていたことは覚えている。俺は手帳やメモ帳なんてものをひとつも持ってきていなかった。皆が何をそこまで必死に書き取っているのかが分からなかった。今だから分かるが、あんな場でメモを取るべき必要があることなんてひとつもない。


説明会が終わり、黒髪に黒スーツを着た集団にもみくちゃにされるようにして講堂を出る。「俺もこいつらも何をしとんねん」という気持ちになっていた。別のホールでも他の企業が説明会を実施していたようだが、結局そのまま帰った。


不安と苛立ちが募っていた。自分を含め、似合わないスーツを着たガキたちが、社会人という役割を演じたおままごとをしているみたいだった。けれどそれは、才能がある訳でも、一芸に秀でている訳でもない人間が行うべき「生きていくために必要なおままごと」であることも察していた。


なので就活をしました。


皆もどうせ「学生時代に“本気“で力を入れたこと」なんてひとつもないくせに、履歴書やエントリーシートを建前で固めたり、毎日のように「みん就」の口コミを覗いたりしていたんだろ?


先に内定が決まった友人の内定先の口コミや評判を調べて、評判が良かったら嫉妬して、血眼になってその会社の悪評をネットで調べていたんだろ?


その会社の評判が悪かったら溜飲が下がって、「○○の内定先はブラック企業だから」と自分に言い聞かせて、内定を取れない自分への言い訳に使っていたんだろ?


見通してます、皆さんがやっていたことなんて。

最近ラジオを聞きながら仕事してる。なかやまきんに君三四郎のANNとか。


お前、誰をブロックしたかをいちいちツイートするタイプの人間か?


そこまで自分の“お気持ち“に価値があると思っているのか?